公正証書遺言

本日は、横浜駅西口公証センターにて、遺言公正証書の作成の日でした。

作成、と言っても、本日この場で作成するわけではありません。
お客様とは、昨年からずっと、どのような内容にするか打合せをしてきており、最近ようやくそれが完成したので、横浜駅西口公証センターの渋佐先生に連絡をとり、形にしました。
そして本日が、この、形にした遺言書を公正証書にする日、となりました。

公正証書遺言をする際には、証人2人が必要なので、事前にお願いをしてあった友人の行政書士にも来てもらい、本日を迎えました。

私は、公証センターまで一緒に行きましたが、会議室には入らずに、入口のイスで終わるまで待っていました。
証人と遺言者(お客様)は、会議室へ。そこで、公証人が、公正証書にした遺言を読み上げ、すべて読み上げたあと、遺言者が署名をし実印を押し、証人もそれぞれ署名と押印をするという流れです。
証人は行政書士なので、事務所住所を記載して、押印は職印です。
(ちなみに、この、署名をするのは筆ペンでして、遺言という大事なものなのに毎回書きなれないので緊張するものです。。)

無事に、30分ほどで終了。

私がお客様の気持ちを代弁して書いた「付言事項」(遺言の最後に書くお手紙のようなもので、遺言の要件には無関係ですが、遺言者の想いを伝えるものです)、結局遺言の最後の1ページ半をかけてしまいましたが、証人が、終わった後に、「感動して泣けた」と言っていました。

私は、遺言の作成の依頼を受けた際には、この、「付言事項」をとても大切にしています。
遺言を作成するといったら、遺された方へなにかしらの想いがあるからこそ作成したいと思うものです。ですから、相続財産の分け方を書いて終わりにしないで、この遺言を作成したいと思った想いを伝えたい。
ここに想いの丈を書き示すことによって、相続人にとっても納得感があります。
もめにくくなると思います。
人々がもめないための手助けをするために行政書士になったので、こういうところに力を入れています。みんながハッピーな世の中になりたいですね。

本日はお客様も、「よかった、スッキリした」と帰られました。
お手伝いできてよかったです。

行政書士 江﨑純子(コスモス成年後見サポートセンター会員)